僕たちが住宅の性能を解っていただくために、皆さんにご説明することがあります。
言葉として時々耳にすることもあったかもしれませんが、一次エネルギー消費量という言葉です。
何が何だかわかりませんよね。僕たちはそれなりにそこそこ勉強しているもので、そこは偉そうにご説明させて頂くと、その一次エネルギーとは、石油や石炭や天然ガスのように、自然界にそのままの形で存在し、利用されるエネルギーのことをいいます。太陽光や風力もそのエネルギーに分類されます。
と言っても、一次エネルギーをさらに枯渇性エネルギーと再生可能エネルギーに分けることも多くなりました。
枯渇性エネルギーには石油、石炭のような化石燃料など、採り続けると無くなってしまう資源を指します。
一方、再生可能エネルギーは太陽光や風力に代表される半永続的に利用できるエネルギーです。
この再生可能エネルギーは電気料金の中に知らず知らずのうちに加算されていることはご承知でしょうか?
年々、と言うより毎月加算費用が増えています。(非常に残念なことですが)
もう一つあまり出てきませんが、一次エネルギーを転換・加工して得られる電力、都市ガスなどを二次エネルギーと言います。二次エネルギーとしてわかりやすいのは発電所で作られる電気ですが、原油から精製されて作られるガソリンや天然ガスから作られる都市ガスなどもこれにあたります。最近注目されているFCV(燃料電池車)の燃料として使われる水素は自然界にも存在しますが、燃料として使用されるものは原油などから取り出されているため二次エネルギーに含まれます。
少し小難しくなってきましたね。今日はここまでにいたしましょう。
次は、住宅とエネルギーの関係でも話しましょうか?
住宅の性能に大きく影響が出始めるお話です。 では。